「オズの魔法使い」のちょっとした話

またまた真夜中にこんばんは!060.gif
(1番元気な時間帯です!←)

現在稽古真っ最中の
「オズの魔法使い」
実は私...
この作品に
"とある思い出"といいますか、
"並々ならぬ思い入れ"があるのです。

今回はそんな、
団長のかなり個人的なお話。笑
お時間ある方はお付き合い下さい
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(長いです。)




実はですね、
私にとって人生
初めての"ミュージカル"が、
この「オズの魔法使い」という演目でした。


時は遡ること15年前。
当時10歳、小学4年生の時です。


上級生を相手に
負けじとライオンの役を掴みとり…
("ゆずる"という言葉を知らない。←)

それはもう、
やる気まんまん!でした!
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"他の出演者に遅れをとるまい!"と、

夏休みの間、
暇さえあれば脚本を読み込み、
歌の練習を重ね...

おばあちゃんにお芝居を見て貰って、
意見を求めたり。
(私のおばあちゃんは、
なかなかシビアにダメ出しをくれる人でした。笑)



そんなこんなで
2学期が始まる
には既に、
完ッ璧に仕上げていました!


ところが。


ついに迎えた練習開始の初日、
私は
非常にショッキングな事態に直面します。

なんと、
他の子たちは歌や台詞どころか

「本番っていつー?」
「私の役どれだったっけー?」

程度の状態だったのです。


そう・・・

本気だったのは私だけでした!!007.gif



ミュージカルといっても
クラブ活動で作る、お遊戯会のようなものです。

まぁ、ふつうの小学生は、そんなものでしょう。

今ならそう思えるのですが...


当時の私は、不満が爆発。笑


なんでじゃ!!
やると決まったんだから
最高のもの見せにゃあッ!!!
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と...

先生が入れる、
とにかくシンプルで単純過ぎる振付も
ただ立ってるだけの演出も
なにもかも、気に入らなくて…

そしてその至極簡単な内容すら
なっかなか覚えて来ない他の出演者に
ムショーーに腹が立ち…

いつまでも"照れ"が捨てられない、
ドロシー役の6年生のお芝居に
文句をつけ始める始末。笑


"みんなで楽しく作品を創る"
という概念がなかったため
それはもう、
1人で暴走しておりました。


先生に直談判して
ドロシー役を変えてもらおうとしたり。
(幸い、失敗に終わりました)

ブリキやかかしの台詞を
ライオンの台詞に変更してもらったり…。
(これは実際にやってしまいました…)

魔女たちしか出てないシーンを
カットするように進言したり…。
(これも通ってしまいました…)


ほんと
最低っ!008.gif


他にももっと色々やらかしましたが
あまりにも痛すぎて
恥ずかしいのでこれ以上は秘密です...泣




で、迎えた本番。

側転&連続ターンで登場したかと思えば
合唱なのにボリュームを合わせる気がなく
ほぼ全曲、私のソロ歌唱状態。
振り付けがまともに覚えられていない、
他の出演者たちをよそ目に
私だけオリジナルアレンジで踊りまくる。
大きなお口を開けて、
劇〇四季さん並みの大袈裟なお芝居を
1人だけ終始貫徹。



あはっ...はっ... !恥ずかしい!←
(黒歴史ってあるよね…、人間だもの…! 076.gif )



もちろん、
できない方にレベルを合わせるのは
良いことではないんだけど

あれだけ情熱があって、
人よりも経験もあって、
本気で取り組んでたのだから、

できない子たちに
"教えてあげれば"よかったのに。


私は足並みを揃える努力をせず、
自分1人だけが
無駄にハイクオリティ(笑)
舞台を上演してしまいました。


ライオン on the ステージ!!!071.gif


舞台でライオンをしている時間は、
本当に本当に、楽しかったのです。
ミュージカルというものの
魅力に取り憑かれてしまったみたいで
高揚感が収まらず..

が、しかし。

貰った感想は

「あのライオン役の子はなにものー?」
「ライオンだけすごかったね!」
「ライオンが主役みたいだったけど。笑」


(当たり前ですが) そんなのばかりで。


自分のことを褒められてはいるのに、
何故か
全然嬉しくなかったのです。


(ここからちょっといい話。←)


その日の放課後、1人教室に残って、
ボロボロに使い込んだ脚本を
見つめていました。

"悔しい" という感情が
腹の底からフツフツと湧いてきて…


素敵な物語だと思ったんです、

「オズの魔法使い」。


音楽も素晴らしくて、
この作品を"カタチ"にして
"表現"して...

初めてのことだから、
どう言えばいいか分からなかったけど

でも、
褒めて欲しかったのは、
ダンスが上手いとか
歌や演技が抜きん出てるとか
そういうんじゃなくて、


私は、
"私たちのオズの魔法使い"
ちゃんと表現したかったのに、って。


そのために一生懸命、
頑張ったつもりだったけど

でも、この発表会は結局
"自分のせい"で
"大失敗"だったんだ。
と、


そう自覚したとき、
なんだか堪えられなくなって
1人でしくしく泣いてしまいました。笑

007.gifしくしく。



それから私はその一件を
ずーーーっと、
ずーーーーーっと、引きずり続け…

何度も何度も、
頭の中で、上演し直してきました。

そのおかげ(?)で、

"
小学校のお遊戯会でやった劇の台詞と歌を
大人になっても完璧に記憶し続けている
"、

ちょっと
特殊なオトナになりました!
(どんだけ悔しかったの…!笑)



10歳の自分が理想とした演出、
10歳の自分がやりたかった振付、
10歳の自分がイメージしていた舞台。

それが、

15年の時を経て、

ついに本当に"カタチ"になる日がやってきた!!



それが今回の、

さいたま市民劇団 パフォーマンスVol.10
「オズの魔法使い」
なのです!!012.gif

(我ながら重いッ…!笑)



保育園様から
パフォーマンスの依頼があった時、

"子供でも分かりやすいファンタジーや童話"

という括りの作品探しに
一瞬も迷いはありませんでした。

ずっと心に引っかかっていた、
10歳の自分が報われるチャンスが
ついに
やって来たのだと思いました。



初めての、ミュージカル。
初めての、楽しさと
初めての、悔し涙。
心の底から惚れ込んで、
表現したい!と思った作品。


私は、25歳になって
(さすがに昔よりは)成長しました。笑


"みんなでつくる" ことも、
"人のきもちを考える" ことも学んだし

"教えてあげる"ことや、
"信頼して任せる"ことも。

そしてなにより、"感謝すること"。


そんな15年分の成長を、
ぜーーーんぶ、ぜーーーんぶ!!
詰め込んでいます。

素晴らしい作品に、
ならないはずないでしょ!これは!笑
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実は敢えて、

ライオンの役も、お稽古の進行も、
自分がやるんじゃなくて
信頼できる団員に任せています。


うーん!
私、成長したよっ...!




稽古が進むにつれて、
心に刺さっていたトゲが
ちょっとずつ抜けていく感じがします。

想いを昇華させてくれる
最高のキャスト陣に
感謝してもしてもしきれません。

言ってしまえばこの公演、
私の夢を
みんなに叶えて貰っているような
ものかも知れません。


どう礼をしたらいいか!


今度、土下座します!


というのは冗談で
(私の土下座に然程の価値もないので…←)



15年のトラウマを乗り越えた団長
スーパー団長に進化して、

今後は今までより
もっともっと良い作品を作る!

という恩返し方法はどうでしょうか!!
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(誰に聞いてんの…。笑)



幸い、年末までパフォーマンスが
ぎっちり詰まっていますので
早速そこで、
スーパー団長が発揮できるよう、
誠心誠意努めていきたいと思います!





オチが弱くてすいません。
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(別に無理にオチなくてもいいんだけど)


最後まで読んでいた頂き、
ありがとうございました。
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by s-geki | 2016-09-08 02:44